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ICT支援員とは?仕事内容や将来性、仕事に就く方法までまとめて解説

最終更新日:2021.03.04

「ICT支援員」という仕事をご存知ですか?知名度は低いものの「学校教育のIT化」が追い風となり、実は求人ニーズが伸びているお仕事です。そこで今回は、ICT支援員の具体的な仕事内容や勤務時間、ICT支援員になる方法をまとめてご紹介。ICT支援員のことをサクっと知りたい!という方は、ぜひチェックしてみてください。

ICT支援員の将来性と働き方

配置目標に向けて求人ニーズが高まっている

ICT支援員の仕事は、小中高等学校に出向いてパソコンやプロジェクターなどの機器操作を指導をすることです。指導の相手は、生徒ではなく主に先生。今、この仕事のニーズが伸びているのです。

その背景には、「学校教育のIT化」があります。次世代を担う児童・生徒が情報活用能力を身に着けられるよう、2020年度からは小学校で、2021年度からは中学校でプログラミング教育が必修化されました。授業ではiPadを操作したり、生徒がノートパソコンを開いて問題を解いたりと、我々大人が子どもだった頃とは授業風景が大きく変わってきています。

しかし、そんな時代の変化についていけない教育現場も当然あり、機器活用できる人材が全体的に不足しているのが現状。そこで「ICT支援員」というサポート人材を教育現場へ派遣することを、文部科学省が推進しはじめました。2022年度内にICT支援員を4校に1人配置することを目標にしているため、ICT支援員は需要が高いといわれています。

先生のサポートをするのが仕事

では、ICT支援員は具体的にどのような仕事をするのでしょうか?
仕事内容は、PCインストラクターであったり機器導入アドバイザーであったりと、多岐に渡ります。
契約内容によって異なりますが、おおまかに次のような業務が想定されています。

ICT機器は主にPC、タブレット、教材ソフト、プロジェクターが中心です。その他、エクセル、ワード、パワーポイントなどのOfficeソフトも使います。

フルタイムとパートタイムがある

働き方はどうでしょうか?

民間企業に勤務した経験のある方なら、何かと気になる残業や休日出勤。
実は、ICT支援員の仕事は職場が教育現場ということもあり、プライベートと両立しやすいのも特徴です。
まず、雇用形態については直接雇用業務委託があります。

次に勤務時間についてです。フルタイムシフト制があります。

フルタイムだとしても、夜遅くまで働くということはあまりありません
なぜなら、自治体や学校から直接雇用されたICT支援員の場合、学校の業務時間内の勤務になるからです。私立学校の場合も、契約通りの勤務となります。

そして契約によりますが、基本的に土日はお休みです
働く時間をコントロールして、自分の時間を確保したい方に適した仕事といえるでしょう。

ICT支援員に求められるスキルやマインド

サービス精神旺盛な人やポジティブな人、課題解決思考型の人が向いている

ICT支援員の仕事の根っこにあるのは、子どもたちが情報活用力を身につけられるよう、授業提供のお手伝いをすること。学校や先生によって課題はまちまちです。そのため、ICTスキルに加え、相手のニーズを汲み取って、ニーズに対して提案していく姿勢が大切になります。

また、先生や生徒たちと関わっていく上でのコミュニケーションも重要です。先生や生徒に質問された時の受け答えはもちろんのこと、教育委員会とやりとりする場面もあるので、しっかりと受け答えできるのが望ましいです。
ちなみに、この仕事に年齢制限はありません。ICTに抵抗がなく誰かをサポートしたい、誰かのために働きたいと考えている人であれば、適性があるといえるでしょう!

当然ICT知識も問われるが難易度は高くはない

「そうは言っても、ICTスキルは高くないといけないんでしょ?」という方もいらっしゃるかもしれません。名前から言って、いかにも専門職の響きですよね。

結論から言えば、そこまで難易度の高い仕事ではありません。例えば、PCのインストラクターの経験がある人であれば、その経験を活かせます。一般企業でオフィス業務の経験があれば、教えるための学習をすれば仕事を始めることができます。

もし、ICT支援員になるための準備をするなら「ICT支援員認定試験」に合格するのがおすすめです!年2回の開催で、ICTや学校に関する実践的な知識が問われる「A領域試験」と、機器トラブルを想定した対応力が問われる「B領域試験」の、二つの試験に分かれています。

なお、2019年には「ICT支援員上級認定試験」という、ICT支援員として高いスキルを持つことを証明できる試験ができました。ICT支援員としてキャリアアップしたいなら、こちらを目指すのもよいでしょう。くわしくは下記の公式サイトをご確認ください。

ICT支援員として働くには

資格がなくても働ける!(あるとなお◎)

では、ICT支援員として働くためには何をどうすればよいのでしょうか?

実は、私立中学校学校を中心とした一部の学校では、経験さえあればICT支援員の資格がなくても働ける場合があります。ですので、自治体や学校に問い合わせてみたり、ICT支援員を斡旋している企業に登録することで、仕事をスタートすることができます。

ただし、公立学校は資格必須を求めるケースが多いです。公立学校で働きたい人は、まずはICT支援員認定試験の合格を目指すと良いでしょう。

「私立でも公立でもいいけど、はじめてだからICT支援員としてきちんと対応できるか不安……」という方は、まずは試験に合格してから働いても良いでしょう。試験では実際の具体的な現場を想定した問題が出題されるので、ICT支援員として働きながら試験合格を目指すのも、効率的でおすすめです!

ICT支援員を斡旋する企業への登録をおすすめする理由

働き方には、直接雇用と業務委託(ICT支援員を斡旋する企業への登録)の二通りがあるとお話ししました。
ではどちらがおすすめなのでしょうか?

それはズバリ、業務委託(ICT支援員を斡旋する企業への登録)です。
なぜなら直接雇用の場合、何かトラブルが発生した時は全て自分で対応しなければならないからです。業務委託であれば企業が間に立ってくれます。中には研修を実施している企業もあるので、ICT支援員として初めて現場に赴く方でも安心です。
「自分ですべて対応するのは避けたい…」と考えている方は、ICT支援員を斡旋している企業に登録すると良いでしょう。

ICT支援員として教育現場で働きたい方へ

サクシードでは、国が推し進める「子どもたちの学びを保障する」ための環境づくりを支援するため、全国の小中学校・高校に、教員、ICT支援員等を紹介するサービスを行っています。

ICT支援員の人材紹介・派遣サービス|株式会社サクシード

資格なしでも、ICT支援員として活躍できる場合も

実は私立学校を中心に、資格をとらなくてもICT支援員として活躍できる場合があります。教育機関によっては、オフィス勤務経験や学校現場への理解がある人であれば、ICT支援員として採用することがあるのです。それほどICT方面に明るい人材が枯渇しているともいえるでしょう。

他にどのような求人があるのか気になる方は、教育業界の就職・転職・バイト求人情報【教えるシゴト(教える仕事)】をご覧ください。

ICT支援員の求人特集|教育業界の就職・転職・バイト求人情報【教えるシゴト】

ICT支援員になりたい方を応援します

現在サクシードでは、ICT支援員として働きたい方を募集しています。
ICT支援員認定試験合格者はもちろん、そうでない方も、ご登録・ご活躍いただけます。
実際に、次のような方たちが登録されています。

 ・Google 認定教育者
 ・教育情報化コーディネータ(ITCE)
 ・ITパスポート等のIT系の資格
 ・企業や自治体等でのICT支援に関連する実務経験がある

副業/本業、フルタイム/パートタイムは問いません。「自分が当てはまるかも」と思った方はお気軽にご登録ください。(登録すると、非公開求人の紹介を受けられます)

ICT支援員の募集・採用・登録ならサクシード

いかがでしたでしょうか?
ICT支援員は、「学校教育のIT化」を背景に現在ニーズが伸びていて、オフィス勤務経験がある&人の役に立ちたい気持ちがあれば、なれる職業です。勤務先は主に教育機関なので、自分の時間を大切にできるのも魅力のひとつ。ICTに興味があり、誰かをサポートしたい気持ちの大きい方に、ぴったりのお仕事といえるでしょう!

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