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【保育園・保育士必見】今すぐ使える!おたより作成のポイント&コツ!

最終更新日:2022.03.08

子どもたちの様子や保育園の情報を伝える保育だより。
保護者が楽しみに読んでくれているのはわかっていても、いざ担当が回ってくると頭を抱えてしまう方もいるのではないでしょうか。
「最初の一行からもう、言葉が浮かばない・・」
「どんな話題を選べばいいのかわからない」
「見やすいレイアウトってどうすればいいの?」などなど…
保育メモや過去の保育だよりを広げ、苦戦している保育士さんは多いはず。
今回はそんな皆さんのために、読みやすくて楽しい保育だより作成のコツをお届けします。保護者に喜ばれる素敵な『おたより』が作れること間違いなし! ですよ。

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そのまま使える♪保育園《1月》~《12月》『おたより』書き出し・挨拶・文例

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連絡帳とおたよりの違い

『連絡帳』は、子ども一人一人の情報を各家庭とやり取りをするため、『おたより』は全家庭に向け全体的な連絡をするという大まかな違いがあります。

『おたより』(保育だより)の目的とは?

『おたより』(保育だより)は、『園だより』『クラスだより』など様々な種類がありますが、この『おたより』の作成にはどんな目的があるのでしょうか。

保育園の保育方針や取り組みを伝える

『おたより』を通して、保護者に保育園の方針や取り組みを伝え、理解してもらう目的があります。保育園側の意見だけでなく、保護者からの意見なども取り組みに反映しているのであれば、そのことも伝えましょう。子どもの成長などを保護者と一緒に共有し合うことができます。

子どもの様子を伝える

普段の子どもの様子を、保護者などに伝えるという目的があります。子どもたちが普段どんなことをしているのか、好きな遊びや歌、流行っているものなど、園での生活の様子を『おたより』に盛り込むことで、保護者の方が普段見ることができない、子どもたちの『今』を伝えることができます。

保護者の方に情報の周知・お願いする

『おたより』は、保護者へ情報の周知・お願いをするツールの一つです。
『持ち物への記名のお願い』『手洗い・マスクのお願い』『水筒持参のお願い』や、行事の前に『保護者に協力してもらいたいこと』『用意してもらいたい物』、『行事のための日程調整をしてもらう』などなど、様々な目的があります。
お願いごとだけではなく、保護者、子どもたちが一緒に行事を楽しめるように『おたより』で気分を盛り上げるという目的もあります。

保育士の心遣いを伝え、保護者との信頼関係を構築する

子どもを保育する上で、保育士が日々『どのようなことに気をつけているか』などを伝えるとともに、保護者に『安心感』を持ってもらうという目的もあります。
また、『おたより』は情報の一方通行となるので、読む保護者にとって有益な情報になるように心がけましょう。育児をする保護者の参考にも繋がるかもしれません。

『おたより』を作成する前の事前準備

保育園で作成する『おたより』は、1枚の紙にいろいろな情報が盛り込まれたものです。『おたより』を作成するには『事前の準備』が大切です。

レイアウトやテンプレートを確認する

多くの保育園で、『おたより』のレイアウトやテンプレートがあらかじめ用意されていたり、決められていたりしている事があります。また、保育園独自の書き方のルールなどもあるかもしれません。
レイアウトや文字数を事前に把握しておかなければ、完成後に修正する部分が多くなる場合もあります。事前にレイアウトやテンプレートを確認し、完成形をイメージしましょう。

ネタを探す

◎普段からメモをしておく

『おたより』を書くために大事なのは、『ネタ探し』です。
いざ、『おたより』を書こうとした時に、普段のことを思い出そうとしても、普段のことすぎてなかなか思い出せないものです。
普段から『おたより』の『ネタ』をメモしておくことで、悩まずに書き始める事ができますし、よりリアルな『おたより』が書けますよ。いつでもメモが残せるようにしておき、ぱっとメモをする習慣をつけましょう。『おたより』を書く事自体に時間がかかるので、思い出すことに時間をかけないようにしましょうね。また、メモは『おたより』だけでなく『連絡帳』のネタにもなりますよ。

◎メモポイント

ネタに困ったら

『おたより』は、どうしてもネタが切れてしまうものですよね。
そんな時は去年や一昨年の同じ月の『おたより』を読み返したり、同僚などに聞いてみたりしましょう。一人で考え込まず、色んな人を頼りましょう!

『おたより』作成までの流れ

『おたより』を作成までの流れについてご紹介します。

①伝えたい内容を書き出す

『おたより』を書く時は、いきなり書き始めないようにしましょう。
保護者に伝えたい内容を箇条書きなどで書き出してみましょう。箇条書きでなくとも、口語文でもなんでもいいです。頭の中に留めずに、一度文字として『書き出しましょう』。
「〇〇の行事で子どもたちが楽しそうだった」「〇〇で子どもの成長を感じた」など、自分の言葉でどんどん書き出しましょう。書き出したら内容に重複がないかを確認しましょう。

②タイトルを付けてみる

書き出した内容にタイトルをつけてみましょう。タイトルを付けることで、『伝えたいこと』がはっきり見えてきます。

③構成を決める

伝えたい内容をどんな『構成』にすればよく伝わるかなどを考えましょう。園独自のテンプレートがある場合はそれに従いましょう。

④下書き

箇条書きなどで文字に起こしたものを、だいたいの文字量を決め、『おたより』に載せる文章の『下書き』しましょう。文章はあまり難しい表現を使わずに『ストレートな表現』のほうがより魅力的な文章になります。また、手書きの『おたより』でも、下書きはパソコンを使うと、校正や手直しがしやすく便利ですよ

⑤チェックし清書する

書き終わったら文章や構成を見直し、必要であれば修正し、問題がなければ清書をして完成させましょう。不安であれば、下書きの段階で、同僚などに意見を聞いてみるものいいですね。

『おたより』作成時のポイント

5W1Hを意識する

文章を作成するときは《When(いつ),Where(どこで), Who(だれが), What(なにを), Why(なぜ),How(どのような)》という『5W1H』を意識すると、比較的読みやすい文章を作成することができます。
『5W1H』を意識しすぎたあまり、文章が書けなくなるのは本末転倒なので、すべての文章に『5W1H』を入れる必要はありません。あくまで意識する程度、または、文章を見返すときの『コツ』として押さえておきましょう。

書き出しを大事にする

文章の書き出しはとても重要です。最初の文章が面白くないと、文章を読む気になりません。どんな文章も、書き出しは難しいものですが、後述の『季節感』に注目することで書きはじめやすいです。あまり堅苦しくないようにしましょう。

季節感を出す

『おたより』は毎月発行するものです。なるべく季節感をだし、その季節ならではの表現を心がけてみましょう。挨拶文で自然や風景に触れたり、その月ならではのイベントや〇〇習慣のようなものを盛り込んだりすると『季節感』を出しやすいです。

一文は短く、シンプルに

文章は『短く』『簡潔』にしましょう。短く簡潔な文章は『ぱっと読みやすく』『イメージしやすい』です。逆に、長いダラダラとした文章や分かりづらい文章は、最後まで読んでもらえないこともあります。多くの保護者の方は働いているので忙しく、また、普段活字に親しみがない方もいるかも知れません。だからこそ『ぱっ』と読んだだけで、伝わるような『おたより』が良いです。文章が長くなりすぎてしまう場合は、文章を句点で出来るだけ区切ってみましょう。文章はできるだけ『シンプル』にしましょう。

保育士の気持ちを盛り込む

保育士が普段『どんなことを考えているか』『どんなときに嬉しかったのか』『感動したのか』などを、『おたより』の中に表現すると、保護者が『保育士に親しみを持ってくれたり』『保育士との距離を縮めたり』するきっかけになるかもしれません。
また、「この前〇〇に登山に行きました」などプライベートな内容でも、保護者との話題作りになるかもしれませんね。保護者は、子どものことだけでなく、保育士の人柄も知りたいものです。保育園のこと、そして保育士のことも伝えられるような『おたより』になるといいですね。

保護者へのお願い・行事予定は目立つように

『おたより』のなかで、保護者へのお願いや、行事予定を伝える場面が多いです。
そういった場合は、『大事なお知らせ』など、目立つ枠とメッセージ欄を設けて伝えましょう。その際は、箇条書きや、短い文でまとめるなど『読みやすい工夫』をしましょうね。
また、保護者に参加をお願いするような行事などは、1ヶ月前などでなく、『2・3ヶ月以上前にお知らせする』ことで、保護者の方も仕事の都合をつけてもらいやすくなりますよ。

読みやすいレイアウト

レイアウトを意識することで、読みやすくなります。

イラストや写真をいれる

『おたより』は内容が伝わらなければ意味がありません。文章のみの『おたより』だとビジネス文書のようでなかなか内容が伝わりづらく、読む気すら失せてしまいます。
文字だけではなく、『イラスト』や『写真』を使うことで、よりリアルな情報を伝えられる『おたより』になりますよ。
また、イラストや写真を使うことで『空間を埋めること』や、『おたより』を『明るい印象』にすることもできますよ。ただし、イラストや写真がばかりだと逆にわかりにくい『おたより』になるため良い塩梅でいれることを忘れずに!

積極的にテンプレートを使い、統一感をもたせる

『おたより』作成は、考えるときりがないものです。
なので、積極的にテンプレートを使いましょう。決まったテンプレートを使い続けることで、保育園の発行物に『統一感』が出ますし、読者である保護者の方も「保護者へのお知らせはこの枠だな」と読みやすくなり、読み落としも少なくなりますよ。
また、『おたより』に限らず、園からの配布物に統一感をもたせることは、園全体で『まとまった保育方針』へ向かって保育しているという印象があり、安心感や園への信頼が高まり、保護者に良いイメージを与えます。

『おたより』作成時に注意しておくポイント

誤字脱字や敬語などの言葉の使い方に注意する

『おたより』作成時にまず気をつけたいのが、『誤字脱字』や敬語間違いなどの『言葉の使い方』です。『おたより』は、園から発行された公式な文書だと言えます。
内容が優れた『おたより』でも、誤字脱字や、言葉の使い方に間違いがあったり、内容そのものに誤りがあったりする場合は、保護者から「ちゃんとチェックしていないんだな」「雑にやっているんだな」と受け止められて印象が悪くなります。
また、そういった誤りが続くと園への不信感へも繋がります。『おたより』は園の顔だと思って、言葉遣いには注意しましょう。

個人情報を出しすぎない

昨今、個人情報の取り扱いについて敏感な保護者もいますので、『おたより』には子どもの個人情報を出しすぎないように注意しましょう。
園での様子を伝える際には、子どもの情報を伝える場合はありますが、フルネームや写真を使わないなど『子どもの特定ができない』ように十分に配慮・注意しましょう。

情報が偏らないように気をつける

どうしても『おたより』を書くときは、担任のクラスの話題が多くなりがちですが、できるだけ話題やエピソードが、一部のクラスや特定の子どもに偏らないよう配慮しましょう。

作り終わったら、誰かにチェックしてもらう

十分に気をつけていても、間違いは誰でもしてしまうものです。
一人で『おたより』を作っていると、どうして間違いに気が付けないこともあるので、他のスタッフや先輩などに一度読んでもらうなど『チェック』してもらうようにしましょう。
誤字脱字や文字間違いだけでなく、分かりにくい表現などにも気付けることがあります。出来るだけ他の人にチェックしてもらえるようにしましょう。

参考にできるものは、参考にしよう

『おたより』を作成する際には、参考にできるものは参考にしましょう。
「書き出しが思いつかない」「季節の挨拶がわからない」などと考えるのは時間がもったいないです。
WEBで文例を検索したり、本などの文例を参考にしたりしてあまり時間がかからないようにしましょう。また、『おたより」に使うイラストなどはフリー素材などをどんどん活用しましょう。ただでさえ、保育士はたくさんの業務をこなさないといけません。使えるものはどんどん使いましょう。

【オススメの月別例文】

そのまま使える♪保育園《1月》~《12月》『おたより』書き出し・挨拶・文例
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【オススメのイラストサイト】

いらすとや
https://www.irasutoya.com/

イラストのタッチが統一されているため使いやすい

イラストAC

https://www.ac-illust.com/

イラストだけでなく、枠やワンポイントなどもあるため種類が豊富

【オススメの本】

もっと そのまま使える! おたより文例&イラスト: CD-ROMつき (保カリBOOKS)

https://www.merupao.jp/front/commodity/0000/0953800/

これ一冊あれば1年中使えます。イラストも付いているので使いやすい

『おたより』はどんな園でも定期的に発行するものであり、保護者と保育園をつなぐ大切なツールです。丁寧な『おたより』は保育園そして保育士へ信頼につながります。
ですが、あまり気負う必要はありませんよ。
ポイントは押さえないといけませんが、保護者、そして保育士自身が楽しんで読める『おたより』作成を心がけるだけで、自然と素晴らしい『おたより』ができますよ。
ぜひ、この記事を参考にして、子どもたちの元気な姿が見えてくるような、楽しいおたよりを作成してみてくださいね。

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